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    August 31

    06026.ドラマ・シティ

    ジョージ・P.ペレケーノス/著 嵯峨静江/訳
    ハヤカワ・ミステリ文庫
     
    ニック・ステファノス・シリーズ、ワシントン・サーガ、デレク・ストレンジ・シリーズなど大好きなペレケーノスのノンシリーズ新作。
    主人公は刑務所暮らしを経験した、もとドラッグの売人。更正して動物虐待監視員の仕事を得ています。彼の幼馴染は未だにストリートギャングから抜け出せません。彼らと仮釈放監視官の女性が絡みストーリーが展開します。
     
    ストレンジ・シリーズと同じく、人種差別、大きな貧富の差、そこから生まれる悲劇、特に罪の無いはずの幼い子供が少年、少女と呼ばれる歳になる頃には、希望なく(と思い込み)泥沼に嵌ってしまうさまが描かれています。
     
    今回は、そのど真ん中にいる人間の視点での物語です。
    やはり、やりきれなさが全編に流れているのですが、彼の作品はどれもそうであるように、どこかに希望がしっかりと存在し、心地良い読後感が得られます。
     
    ギャングのリーダーがやりきれなさに押しつぶされそうになったり、後悔していたり、登場人物皆を人間らしく描いています。「ときどきむなしくなるときがある」なんて言わせているんです。ちょっと流行ったクライムノヴェルとは一線を画しています。だから好きなんですが。
     
    堪能。
     
    カバーに書かれた梗概。全体400Pの300Pあたりのことが書かれています。もうちょっと考えて欲しかったです。ハヤカワさん。
     
     
     
    今日は夏休み最終日。早いものですね。娘は幼稚園に行くことを楽しみにしています。
     
     

    オリンピック候補地決定

    またも無駄遣いか!!
    昨日、2016年オリンピックの日本からの立候補地が東京に決まりました。
    東京はまたも無駄遣いを続けるようです。
    福岡は取り敢えずは良かったですが、役人や政治家たちはまた違う利権を獲得方法を探すに違いあるません。
     
    東京が立候補して開催地に選ばれると本気で考えているならば、オリンピックの概念やグローバルな視野を持たない本当の馬鹿だと思います。オリンピックを開催してその都市や国のために本当に役立つところは、少なくとも東京、日本ではありません。また、開催地の決まり方からも東京の可能性はほとんど無いでしょう。誘致活動に必要な費用は全くの無駄遣いです。
     
    福岡も東京も大阪と全く同じ構図です。無計画に箱物行政にはしり、立ち行かなくなった埋立地、その負債をなんとかごまかすためにオリンピックを利用しようとして、まっとうな理念は存在しません。誘致に賛成している何も知らない市民は、身近でオリンピックが見られるから、という理由が多いようですが、オリンピック開催に注ぎ込まれるお金、税金と企業の広告費はもともと市民(国民)のお金で、大阪の場合、その費用を一人当たりの金額にすると、北京に行ってオリンピックを見るほうが安いと言う試算もありました。そう、全く興味のない人も旅行して見に行く以上の巧妙な目に見えない負担を強いられるかもしれないのです。
     
    マスコミの論調は、冷めた見方が多いのですが、馬鹿げた話だともっと多くの人が声をあげるべきだと思います。
     
    昨日は自衛隊法の改正素案のニュースもとっても気になりました。
    日本はドンドン戦争大好き国家になっていきそうな気がします。
    なんとかしなくては。
     
    August 27

    06025.ダ・ヴィンチ・コード(下)

    ダン・ブラウン    越前敏弥 訳  角川書店
     
    暗号解読官でもある館長の孫娘は、一目で祖父が自分だけにわかる暗号を残したことに気付く。ラングドンと二人でダ・ヴィンチが絵に描きこんだ暗号を解き進むうちに、キリスト教の闇の歴史が浮かび上がる……
    結末は何となくすっきりしない。風呂敷広げすぎてうまく畳めなかった感じがしたのは私だけでしょうか。
     
    映画を観てすっきりしなかったところがやっと理解できたり、私が勘違いしていたところがあったりでした。
    読んでから観ていたら、また違った感想だったかもしれません。
     
     
     

    06024.ダ・ヴィンチ・コード(上)

    ダン・ブラウン    越前敏弥  訳
    角川書店
     
    説明の必要が無いほどの大ヒット作です。映画もヒットしました。
    先に映画を観てしまったのですが、やはり、先に本を読むべきでした。というか、本を読むだけで充分だったかもしれません。
     
    一応、内容は
    ルーヴル美術館長が死体で発見される。その夜館長と会う約束になっていたハーヴァード大教授ラングドンは、警察より捜査協力を求められた。その死体は、ダ・ヴィンチの最も有名な素描を模した形で横たわっていた……
    キリスト教の謎を暗号の解読に絡めて、警察や正体のわからない敵に追われつつ解読していく。
    なるほど、ヒットする要素盛りだくさんの作品でした。でも、キリスト教について知識のある人がさほど多くないはずの日本でのヒットはちょっと意外です。
     


     
    August 24

    06023.砂漠で溺れるわけにはいかない

    ドン・ウィンズロウ  東江一紀 訳  創元推理文庫
     
    「ストリート・キッズ」に始まったニール・ケアリ・シリーズの完結編。
    今までの作品と比べると小振りな作品ですが、大好きなシリーズの完結編として、楽しく読ませていただきました。
     
    ニールとカレンは間もなく結婚と言う時期。カレンは無性に子供を欲しがります。そんなときに仕事。一見簡単そうな依頼でしたが、やはり、ニールのこと、死にそうな目にあってしまいます。
    危ない目にあいながらも、子供を持つということがなんたるかを、うだうだと思い悩むニール。その気持ち、なんとなく判るような気がします。ちゃんとした両親に育てられても、子供を持つことに自信や実感がなく、思い悩む人もたくさんいるんだよ、ニール君。
     
    86歳のコメディアンが素晴らしく、いつもの通り、悪役もなんとなく憎めない奴らで、その他競演人も個性的で、ページ数がいつもより少ないこともあって、スイスイ読めました。
    このシリーズ、5作目ですが、原作はほぼ1年毎に書かれているのに、邦訳が完結するまでなんと13年半もかかっています。訳者あとがきで、開き直りながらもくどくどと言い訳してしています。
    噂によると続編もあるということです。とても楽しみです。果たしてニールはどんな父親になるのでしょう。
    そのときは早く訳してね。
     
     
    August 23

    花田少年史

    幽霊と秘密のトンネル
     
    原作は一色まことのコミック。
    交通事故で一度死にかけた少年が、その後幽霊が見えるようになったことから起こるドタバタ劇。親子の絆がテーマです。
     
    「3丁目の夕日」と「妖怪大戦争」の良いとこ取り、らしいのですが、私はどちらも観ていないので何ともいえません。
    主演子役の須賀健太君の演技が素晴らしく、篠原涼子、西村雅彦、もたいまさこ、などの共演者も持ち味出してました。
    ただ、なんとなく映画のテンポに違和感がありました。同じように感じた方の説によると、監督がテレビ出身で本編は初めての作品だからではないか、とのこと。そう言われて見れば、映画の構成がちゃんとCMが入るような構成になっていたような気がします。後半の「妖怪大戦争」的な部分はもっとテンポ良くやって欲しかったです。
     
    とはいえ、笑えて、ちょっと怖くて、ホロリとさせられる見て損のない作品でした。
     
     
    August 22

    グアムに行ってきました2(ホテル)

     
    グアムで泊まったホテルはP.I.C.(パシフィック・アイランド・クラブ)。
     
    旅行代理店で子供連れで楽しめるホテルと聞いて決めました。聞いていた通り、滞在者ほとんどが家族連れ。アクティビティと施設が充実していて良かったです。プールは五つほどあり、いろんな楽しみ方ができます。娘が小さかったので体験できませんでしたが、「泳げる水族館」というのがありました。魚がいる生簀のようなプールで、魚が泳いでいる中でシュノーケリング、スキューバを体験できます。
    ウオータースライダーは迫力があり、妻も私も気に入りました。
    キャナルでのカヤックは初心者の私達には一周するだけで充分疲れてしまうくらいの規模です。
    海では、シュノーケリング、シー・カヤック、ウインド・サーフィンができます。
    このほとんどが、道具の貸し出し含めて無料でした。
    子供たちを半日ほど面倒見てくれるプログラムもあったようです。
    家族連れには本当に良いホテルだったと思います。もっとも初めてなので他との比較はできませんが。聞くところによると、オンワードも家族連れ向きのホテルだそうです。
     
    娘は浅めのプールでプカプカと浮かんで、私達と戯れているのが一番楽しかったそうです。
     
    滞在者は、日本人、韓国人、中国人がほとんど。特に韓国の人が多かったようです。私達がチェック・アウトするときには、なんと早朝の3時過ぎですが、韓国から到着した人たちでロビーは大混雑でした。私達が到着したとき(午前1時頃)には、空港で部屋の鍵を貰っていたことあってすんなり部屋に入れました。このサービスは良かったです。
     
    グアムはアメリカ本土からより、日本や韓国、中国のほうが近いというのを実感しました。小泉さんの靖国参拝問題もあり、中韓と日本は微妙な関係になっていますが、仲良くしないといけないですよね。
     

    グアムに行ってきました1

    ちょっと遅めの夏休みをとって、グアムに行ってきました。
    娘は初めての海外旅行。家族3人だけで旅行に行くのもほとんど初めてのようなものです。
    4泊5日ですが、実質は3日間。短い旅行ですがとても楽しかったです。
     
     
    グアムは2年間ほど、日本に占領されていた時期があります。その最後はアメリカの上陸に対して竹槍で突撃し、玉砕したという悲惨な歴史があります。そんな話を聞いていたのでグアム、サイパンに行くのはなんとなく抵抗がありました。しかし、最近の私の気持ちは、戦争の悲惨さに向き合い、二度と戦争はさせないよう少しでも力になるよう努力し、現在の平和を享受しようというものになってきたのででかける決心をしました。
     
    写真はグアムのスペイン広場にある防空壕です。日本軍が現地の人に道具も与えずに掘らせたものだそうです。ガイドさんによるとグアムの人々はほとんどが敬虔なクリスチャンで、「人を憎まず罪を憎む」という考えで、反日感情はそんなに悪くはないそうです。ホテルのスタッフと接する際に感じたのですが、もともとおおらかな性格の人々のようです。現在はアメリカの重要な基地があり、滞在中もジェット戦闘機が飛び交っていました。中東情勢が不安定なことで、軍隊が集結しているそうです。イギリスでテロが発覚したこともあり、飛行機に搭乗する際の手荷物検査も厳しくなっていました。
     
    とても楽しい旅行でしたが、この平和は不安定な状況のもとに成り立っていて、平和を維持するために一人一人がちゃんと考えないと崩れてしまう、非常に脆いものだと認識するべきでしょう。娘にもできるかぎりの説明はしました。ほとんど理解できなかったようですが・・・
     
    楽しかった思い出は次回以降書いていこうと思っています。
     
     
    August 17

    06022.天使の卵

    村上由佳  集英社文庫
    第6回小説すばる文学賞新人賞受賞作
     
    19歳の予備校生の8歳年上の精神科医との恋愛物語。その女性は彼のガールフレンドの姉だった。
     
    純愛小説です。「ノルウェイの森」に代表される村上春樹の作品を思い起こさせる部分もありますが、もっと凡庸で純粋です。こんな純粋な恋愛なんてもちろん私には経験がありません。私だけでなくほとんどの人が、こんな恋愛に憧れながら現実的な人生を送っているんですよね。自身の若かりし頃を思い出し、少し後悔もしながら気持ちよく読むことができました。
     
    映画化され秋に公開されます。主演は小西真奈美さんです。文中の描写は小西さんを初めから想定したのではないかと思えるほどのところがあります。
     
    August 16

    06021.ダークライン

     
    子供から大人へと変わりつつある13歳の少年の物語。ちょっと「スタンド・バイ・ミー」っぽいところもあります。
    1958年アメリカ。古き良き時代ともいえますが、人種差別が常識だった時代です。
     
    少年の冒険は、殺人、放火、虐待、同性愛とひと夏では多すぎる経験となります。悪夢ともいえる出来事がたくさん起こり、ひどく陰鬱な話なのですが、なぜか読後感は悪くありません。主人公の家庭が常識的で健全であり、人との出会い、特に少年がいろんな大人たちと出会うことで成長していくさまがきちんと描かれているからでしょう。
     
    この作者の作品、白人と黒人のコンビの「ハップ&レナード」シリーズはお気に入りです。人種や宗教が絡んだ差別の問題は永遠に解決できないかもしれませんが、この問題に正面から取り組みながらも、上質のエンタテインメントに仕上げる作家です。
     
    堪能!  歳をとるごとにこんな青春物に弱くなる私です。

    東京フレンズ The Movie

    高知の小さな町から何かを求めて上京した大塚愛演じる「玲」が居酒屋のバイト仲間たちとの付き合いを通して、成長し恋愛し夢を見つける物語。昨年発売されたDVDドラマの完結編ともいえる映画です。
     
    大塚愛のプロモーション・ムービーともいえます。
    居酒屋仲間の3人の女性が美人揃いだからか、彼女のスクリーンサイズのアップが辛いです。でも、ライブのシーンでは生き生きとして素敵です。
     
    若い女性の夢物語なのですが、見ていてちょっと苛々。映画のテンポが合わないからでしょうか。
    DVDドラマは評判良かったようですが、映画はちょっと・・・・・
     
     
    August 15

    終戦記念日

    愛する妻と娘のためにこの世から戦争をなくして欲しいという気持ちがますます強くなっています。
    今日は終戦記念日。たとえどんな状況になろうと私は戦争には反対です。戦争を前提としたどんな議論にも参加したくありません。何があっても戦争をしないで問題を解決する強い意志をもちたいです。それが日本人としてのプライド、愛国心ではないでしょうか。
     
    今朝、小泉首相は靖国神社を参拝しました。
    私は参拝すべきではなかったと思っています。
    その理由はいろいろあるのですが、
    「中国や韓国が不快感を持っているから」というのが最大の理由です。
    日本の総理大臣として外交問題をややこしくする行動をとるべきではないと思います。中韓がこの件を政治的に利用している部分は少なからずあると思います。だからこそ首相にはプロの政治家としての行動をとって欲しかったです。
    終戦記念日に首相が靖国神社を参拝することを、諸外国が非難すべきではないと小泉さんは発言しているようですが、それは違うと思います。
    また、中韓に配慮して参拝しないことが日本人としてのプライドを傷つけることにもならないと私は考えます。
    中韓は靖国神社自体を否定しているのではなく、A級戦犯が合祀されているのを問題にしているようです。ある意味譲歩してくれています。
    その根本は「東京裁判」にあります。
    私は「東京裁判」は「無条件降伏」した日本にとっての免罪符だったと思っています。
    日本は負けたのですから、全員が殺されたり、奴隷になったり、植民地化されたり、日本の文化を全く否定されたりしても仕方なかったのではないでしょうか。実際、多くの日本人は負ければ鬼畜米英に酷い目にあわされると思わされていました。そのため「玉砕」なんて自殺にも等しい死に方で多くの方が犠牲になりました。
    でも、実際は「裁判」という手続きを経て日本は独立し、その後の高度成長を果たします。
    日本が今があるのは「東京裁判」を受け入れたからではないでしょうか。A級戦犯がすべての罪を引き受けてくれたといえるでしょう。
    そのA級戦犯を合祀した「靖国神社」を首相が参拝するというのは、「東京裁判」の否定、あの戦争で負けたことの否定、と中韓が理解するのはもっともだし、そう理解されているのだったら、そうでないことを説明すべきだと思います。
    国の代表足るべきものは、国民の利益を一番に考えるべきです。
    中韓との諍いは何の利益ももたらしません。
    国民は「国体」という概念を守るために、諸外国とギクシャクしながら暮らすことより、諍いなく安心して暮らすことを望んでいると思います。
    そしてそんな日本社会を作ることが政治家の仕事なのではないでしょうか。

    東京裁判

    東京裁判についてはその中身が正しいか否かにかかわらず、すべてを受け入れるべきだと思います。
    日本は戦争に負けたのだから、いまさらあれは正しくない裁判で受け入れるべきではなかったなんていえる立場にありませんし、潔くないと思います。日本たるものその潔さこそ誇るべきでしょう。
    すくなくともあそこで裁かれたA級戦犯は戦争の過程で大きな影響力を持った人だったのは間違いありません。責任は確実にあります。何もできずに多くの人が悲惨な死に方をしました。国のための「死」を奨励した人々が生き残ったのですから、その死をもって償うのは本人達の本望だったんじゃないですか。自決に失敗するなんてダサすぎるとも思いますが・・・・
    今後のために内容の精査は必要だとは思います。これについてももっと勉強して書きたいと思います。
     
     

    靖国神社

    私は靖国神社をお参りする気になりません。
    英霊として祀られている戦死した戦闘員たちが喜んで祀られているとは思えないからです。ほとんどの人はその無念さを胸に死んでいったのだと思います。無駄死にしたのに神様と崇められて嬉しいですか?また、本気でお国のためと信じ、誇りをもって死んだ人々も、あの馬鹿げた戦争の本質を知ったなら、やはり大きな憤りをを感じたに違いないと思います。ましては、明らかに遺族や本人が望んでいない人や、とんでもないことに生きている人まで祀られているといういい加減さには神聖な気分になんてなりません。
     
    靖国神社について思うことはまだまだたくさんあります。その成り立ちまで遡らないといけませんが、勉強不足です。近いうちに靖国神社に行ってみようと思います。資料も読みます。それからもう一度靖国神社についてもう少し詳しく書こうと思っています。
     
     
    August 02

    ボクシング 日本の恥

    あの試合で亀田が判定勝ち!?
    明らかな八百長。日本の恥です。
    ボクシングはルールのあるスポーツではないのですね。
     
    何故、亀田のほうが点が良かったのか誰かちゃんと説明して欲しいです。